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ひらた・だいいち 1967年1月7日沖縄県小浜島出身。和光大学卒業後、小浜島に戻り、島内観光案内や農業、詩や絵画の創作活動などを展開。地域活性化のための活動が評価され1996年、沖縄県知事より「第1回島おこし奨励賞」を受賞。2000年からうるま市の子供達による「現代版組踊 肝高の阿麻和利」を上演。さまざまな舞台やイベントの脚本、演出を手掛ける。2011年4月から新設された沖縄県文化観光スポーツ部の部長に就任。 |
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文化や観光、スポーツは一見かけ離れた分野に見えますが、実は文化やスポーツが人をひきつけるマグネットコンテンツとなって、それが観光と結びついています。つまりスポーツも観光資源としての役割を果たすべき時代となっているのです。従来、行政の中ではスポーツがいくつかの部署に分かれ、現在もそういう点がありますが、行政内部のことも含め、民間企業や県民も加わった「オール沖縄」としての組織づくりをしていくことが最大の仕事です。新しい沖縄のスタイルを作るためジャンプの年にしていきたいと思っています。
プロ野球やサッカー、バスケットボール、ハンドボールなど芽が出ているスポーツが数多くありますが、それらにはキャンプを誘致する競合地があります。沖縄に来てもらうためには沖縄の持つ魅力を毎年更新していかなければなりませんし、情報発信力の強化が求められています。そのためにも、全国的にも珍しい文化観光スポーツ部が設置され、県がビジョンやコンセプト、イメージづくりをしっかりとやっていかなければならないと考えています。 ターゲットは国内にとどまらず、世界へと目を向ける時代です。中国人個人観光客を対象とした数次ビザの発給も、中国との関係を劇的に変えると思われます。一定期間に何度でも沖縄に来ることができるため、スポーツ分野でも中国とのかかわりが強くなるのではないでしょうか。 また、県が実施する世界のウチナーンチュ大会などでは、県系人のスポーツ分野での活躍を掘り起ししながら、沖縄と世界を結び付けて行くことができると思っています。

沖縄ならではの競技を確立し、スポーツ分野の中に沖縄らしい競技のカテゴリーを作って行く必要があると思います。例えば、空手、角力などの沖縄の伝統的なスポーツ分野や、沖縄の豊かな自然環境を活かせるビーチ・マリンスポーツなど。競技する側に自信を持たせていくことも大切ですし、伝統競技を見るために観光客のリピーターが増えるのではとも考えています。 そして、集客と達成感を大事にしていけば、次へのステップになります。人が集まることによって熱気が生まれ、周りが楽しんでいれば、相乗効果の中でそのスポーツに対する憧れも出てきて、それがスポーツの付加価値とも言えます。
スポーツは平和でなければできないものです。だからこそ沖縄の地でやる意味があります。また、競技を通して人生の縮図を見ることによって、喜怒哀楽を感じ取れる人間が育っていく世界がスポーツにはあると思います。もちろん、プロスポーツの分野だけではなく、地域の人々が生涯続けられるスポーツを行う総合型クラブに関しても、県内多くの地域で立ち上げられており、新しい形のコミュニティーとしての役割も果たすのではと注目が集まっているのです。 これからは、全てのスポーツを通して、県がイメージをしっかり作り、観光業者や地域の人たちがそれぞれの役割を果たしながら「ワンチーム」となっていくことが求められています。対話をしながら力を合わせ、互いの壁や溝を超えていきましょう。